マイナビ転職、「社会人の学び直しに関する実態・意識調査」を発表

マイナビ転職は2020年4月22日、20代~50代の会社員800名を対象とした「社会人の学び直しに関する実態・意識調査」を発表した。

これによると、学び直しに興味があると回答した人は約8割(82%)だった。自身が勉強不足だと回答した人は、全年代で9割を超えた(20代:94.0%、30代:94.0%、40代:92.0%、50代:91.0%)。

しかし、実際に学び直しをしている人は、たったの16.9%で、「残業が長い人ほど、学び直しの時間を取れない」傾向があったという。

ちなみに、個人的に気になったのは、残業が毎月10時間以下の人でも、47.4%と半数近い人が「時間がない/忙しい」と回答していること。そもそも1日8時間労働、都内であれば通勤に1〜2時間もザラ、というワークスタイルに改善の余地があるのでは。

学び直し経験者のうち、47%が学び直しの効果を実感していないことも注目。昇給・昇進、転職や再就職など、具体的なメリットに結びついていないことが伺える。

とはいえ、学んでいる内容の上位3つは、下記。

  • パソコン(基本操作、ドキュメント作成、Ofiice使い方):24.3%
  • 医療・福祉:22.7%
  • 語学(英語):22.4%

職種にもよるところが大きいが、確かにパソコンスキルが上がっても、多くの場合は昇進昇給の対象ではない。当然では・・・と突っ込みたくなった。

と同時に思ったのは、「学び直しって何だろう?」ということ。

人生100年時代のライフキャリアを豊かにするための学びが、学び直しなのだとすれば、学ぶ内容はもっと大胆に選んでよいのではないだろうか。

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