[法人研修実績]外資系化学品製造販売企業 A社様

実施年月:2021年 10月
実施時間:60分+60分
対象者:A社様日本法人に勤める正社員の方、嘱託社員の方
参加人数:28名
型式:オンライン、座学+個別キャリア相談(希望者のみ・家族同伴OK)

[実施内容]
女性のためのライフキャリアプランニング講座
〜ありたい姿を描き、家族とも話し合おう〜

A社様が推進する「女性社員が活躍できる環境を整えるための活動」の一環として、「座学研修」と「キャリア相談」をセットで実施しました。座学では、ライフキャリアプランニングに必要な基礎知識を、「ファミリーキャリア」という新しい考え方の紹介も交えながら解説しました。

[当日のプログラム①座学]

1. 講師紹介&チェックイン

最初に自己紹介と、チャットで簡単なクイズを行い、講座視聴中のチャットを使った自己開示を促しました。


2.「ライフキャリアプランニング」とは?

ライフキャリアプランニングとは、仕事も含めて、いろんな経験を積み重ねていく人生のなかで、どんな自分でありたいかを考えていくこと。という目線合わせを、講座冒頭に行いました。

 

ライフキャリアプランニングとは?

3. ライフキャリアレインボーを知る
「人生で果たすべき役割(ライフロール)」とは?

スーパーの「ライフキャリアの虹」を用いて、人生のステージの移行とともに担うべき役割が変遷することを説明したうえで、人生100年時代を迎えるうえで「役割」そのものが増えているのではないか?という投げかけを行いました。

 

人生100年時代の10の役割(ライフロール)

4. トランジションについて理解する
「イベント」と「ノンイベント」とは?

シュロスバーグのトランジションへの対応力を左右する要因「4S」について説明し、「これまでに経験したことがあるトランジション」についてなど、チャットで意見交換も行うことで、現状の棚卸しを促しました。

 

トランジションとは
トランジションに対応するための2つのTIPS

5.世代別事例紹介
女性によくある、ライフキャリアの悩み

「20代」「30代前半」「30代後半から40代前半」「40代後半から50代」という4つの世代ごとに、女性によくあるライフキャリアの悩みについて、調査データを用いて客観的に把握しました。

6. 「人生100年時代」とライフキャリアプランニングの重要

そのうえで、「人生100年時代」「VUCAの時代」といわれる現代において、自律的なキャリア開発がいかに重要であるかを説明しました。

人生100年時代における就労環境の変化
人生100年時代におけるライフキャリアプランニングの重要性

7.「ファミリーキャリア」を取り入れよう

最後に、家族としてキャリアを捉えることで、より自由に、よりチャレンジングなキャリア選択を図るという新しい考え方を紹介して、講義を終了しました。

また、講義はA社様の正社員、嘱託社員、またそのご家族を対象に、録画視聴を可能にして、家族同伴OKのキャリア相談を実施しました。

「ファミリーキャリア(家族としてのキャリア)」という新たな価値観

 

[当日のプログラム②キャリア相談]

1回60分の個別キャリア相談を実施しました。
ご相談テーマは、下記2つより選択いただきました。

  • キャリアカウンセリング|ご自身のキャリアの棚卸し
  • メンタリング|ファミリーキャリア(家族としてのキャリア)

メンタリングについては、パートナー同伴参加OKとしました。1名の方が夫婦で参加されました。

 

[アンケート結果]

講座参加者28名のうち、アンケート有効回答数は18名。
「満足」は70% 「普通」は30%

アンケート結果(講座満足度)

キャリア相談参加者は8名(1名直前キャンセル)
「とても満足」は25% 「満足」は75%

アンケート結果(キャリアカウンセリング満足度)

 

参加者の声(一部抜粋)
・今回のように外部の⽅の講義やカウンセリングの機会を定期的に設けてほしい
・⼥性だけでなく全従業員が受けられるよう社内にキャリアコンサルタント部⾨が
あってもよいのではないかと思う
・家族の介護と⾃⾝のキャリアの両⽴についての講演や相談の場を求めている

 

人事の方との振り返り
・講座実施時、アンケート回答後すぐにカウンセリングを申し込んだ方が複数いた。⾃らのキャリアについて棚卸しが必要だとかねてより感じていた⽅が、講座をきっかけにして次のアクションに⼀歩踏み出すことができたと考えられ、社員の自律的キャリア開発の促進につながった
・業務が忙しく、⽴ち⽌まって考える機会がない⽅、介護や育児との両⽴で⾃分と向き合うことを後回しにしている⽅が、“⾃分だけの時間”を確保するために本プログラムを活用できた
・本プログラムを女性だけに閉じず男⼥従業員向けに実施し、同じ情報を取得する機会ことも必要だと考えられる