セミナー「ブロックチェーン概論」:技術不完全でも商用化が進む時代

今日はセミナーに参加してきました。文系一筋の私ですが、テクノロジーの発達が及ぼす、私たちの生活と働き方への影響については大変興味がありまして。

【ブロックチェーンの基本的仕組みを完全理解】ビットコインの技術

 

最近、仮想通貨が急騰しているというニュースを毎日見かけます。

人気ブロガーのイケダハヤトさんが「今買わなきゃ」と去年くらいからおっしゃっているのも気になっていました。

仮想通貨・・・雑誌読んでも、ウェブのコンテンツを見ても、いまいち分からない・・・と思っていた私。

技術者ではない一般人にも分かりやすく技術の話を聞けそうだったので、今日はセミナーに参加してきました。

つい2日前に参加したセミナー「中国の最新ビジネス」でお名刺を交換させていただいた男性が受付をされていたのにはビックリしました。シェアリングエコノミー、FinTech、深セン、という切り口だったその日のセミナーに彼がいらっしゃっていたことが、今ならうなずけます!

今日受講したブロックチェーン概要に関するセミナーは、ブロックチェーンハブという会社さんが運営されていました。(上記の男性はそこの主要メンバーさんだったようです)今後も続編があるようなのでぜひ参加したいと思っているのですが・・

何が楽しかったって、「ブロックチェーンはセキュアだ」という話が「実は万全ではない」ということ。

ハッシュ値(ダイジェスト)を計算する際に元データが違っても同じ値となる可能性が、2017年2月に発見されてしまった、けれど大きなニュースにならなかった、というメディアには流通していない情報が聞けました。

ブロックチェーンの構造上、マイナーが増えれば増えるほどセキュアになること、

ただし、分岐した結果一番歴史の長いチェーンを正しいとみなすため、マイナーの50%以上が悪意を持つものが占めると、長さ=正しさとみなす論理が破綻すること、

技術的には「改ざんの可能性がある」にもかかわらず、商習慣的には「限りなくゼロに近いならば、改ざんのリスクを押してでもビジネス化を」という現状があること、(技術的には改ざんの可能性は0.1%とか?)

などなど、、、技術の話を聞くのはとてもエキサイティング!

ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨はまだまだ小さな市場ではあるものの爆速的に普及しているし、他の産業へのブロックチェーン技術の転用はあちこちで可能性が探られています。

今から技術者を目指すのは志向的にも厳しいなあと思うのですが、技術論を吸収しつつビジネスを捉えるという視点は、もっと養っていきたいと思いました。

ちなみに、今日のセミナーで一番心に響いたのは、

「我々の子供が社会人になる頃には、仮想通貨が一般的になっているだろうから、技術的に変化を捉える視点を子供の頃から持ってもらいたい」という主旨の、登壇者コメント。

これから、いや、もうすでに、技術開発と実用化が並行して行われる時代です。安全安心だと思って利用し始めたものが、一夜で無価値になることも普通に起こり得る。

こういった変化に適応していくバイタリティを養うことも、教育の中では大切なことなんじゃないかなあ・・・と思いました。そして私たち大人は、もっともっと意識して、まずは自分から既成概念を取り払っていく努力をする必要があるのではないでしょうか。

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