vol.4「RIASEC」6つのパーソナリティタイプとは?〜ファミリーキャリアであゆんでいこう〜

連載ファミリーキャリアであゆんでいこう vol.4 のテーマは、「6つのパーソナリティタイプ」。アメリカの心理学者ホランドが開発した「RIASEC」という職業選択におけるキーワードについて解説します。

RIASECとは

RIASECとは、「R」「I」「A」「S」「E」「C」6つの英語の頭文字をとった言葉で、「リアセック」と読みます。

6つの英語は、こちらです。

  • Realistic:現実的
  • Investigate:研究的
  • Artistic:芸術的
  • Social:社会的
  • Enterprising:企業的
  • Conventional:慣習的

この6つのパーソナリティタイプのなかから、自分に近いものを3つ見つけて、それに近しい特徴を持つ職業や組織で働くことで、安定的にまた満足を得られるのではないかという考え方があるのです。

ちなみに、私は「Artistic」がとても強く、次に「Investigate」がそれとほぼ同じくらい強くて、「Social」も他の3つよりは強め、というパーソナリティタイプです。「Conventional」はかなり低めです。

「自由に探求することで自らの職業的欲求を満たしつつ、その過程で人の役にも立てたら嬉しい」

という私の仕事の価値観を、よく表している結果だなと思っています。

 

パーソナリティタイプを測るツールの1つに、カードを使った手法があります。

これなら、オンラインでも実施でき、自己分析のお手伝いをできると思い、「オンラインキャリア相談」でも、2枠(45分×2=90分)で承っています。

 

ちなみに、こうした理論を唱えたのが、ホランドというアメリカの心理学者。

1952年にミネソタ大学で教育博士号を取得し、約5年カウンセラーとして働いたのちに研究者、ジョンズ・ホプキンズ大学で指導者として活躍、1980年に退職してからも理論の発展に尽力されたとのこと。

 

そう聞くと随分昔の理論なのかしら、と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、

私は、ホランドのパーソナリティと環境タイプ理論は、仕事内容や働き方、所属する組織を選ぶうえで、いまでもとても参考になるものだと感じています。

 

また、自分のパーソナリティタイプはもちろん、家族のパーソナリティタイプを知ることで、より相手のことを理解してサポーティブに関われるようになったり、子供のキャリア教育においては補完性を意識した役割分担ができるようになるなど、メリットも大きいのではないかと考えています。

 

気になる方は、ぜひこちらからお問合せくださいね♪

 

次回vol.4では、「果たすべき役割と時間の使い方」について解説します。

 

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▼連載初回では、ファミリーキャリアとは何か、夫婦で「家族としてのキャリア戦略」を話し合い描くためのフレームワーク9つの概要と目的についてご説明しています。

ファミリーキャリアであゆんでいこう vol.1 総論:夫婦で話すフレームワーク 9つ